見習いの見習いプログラマ

まだまだ先は長い

Sennheiser MD435とMM435を買ってみた話と、e935って偉大よねって話

Sennheiserから出ているMD435とMM435というマイクを買いました。
MD435はフラッグシップ向けのダイナミックマイクの位置づけで、MM435はそれのワイヤレス用カプセルです。
お値段はざっくりどちらも7万円〜8万円程といったところでしょうか。
ダイナミックマイクらしからぬお値段ではあります。

このマイクカプセルとの出会いは2023年12月に、HSBA機器展というイベントに行ったときにSennheiserブースを訪問したときに出会いました。
そこでは、今購入を検討しているDigital 6000を始めEW-D等展示されていたのを覚えています。

その時は、e935よりすごいのがあるんだへーくらいでしたが、機種名を覚えて帰ってから数カ月後、自分がボーカリストやれたらこのマイクカプセル使うのどうなんだろうなあと思って頭の片隅にあった感じですね。

今は歌のレッスンとか始まっていて、1年以上かけてDigital 6000を入れて何かデビューしよう!という気持ちになり(このDigital 6000 導入するのにトータル100万円くらいはする代物でして) せっかくならMM435気になるよねっていう感じでYoutubeを漁って決断までいきました。実機がさわれたらよかったのですが、このMD435クラスになると札幌では実機おいてるお店が見当たらないみたいで仕方なくエイヤになりました。

ワイヤレスシステムの新規導入は時間がかかりますが、MM435はSennheiser EW G4 300/500と互換性があり、B帯なこともあり安価なため1セット持っていることと(G3も2セット持ってるのですが、何やら電力都合で動かないらしいです)、Sony DWXに使っているAmbientのHHA-SSHがMM435に対応してそうということでワイヤレスカプセルは先行購入してワイヤレスシステムは後回しという方向で投資額をグッと抑えつつ先行利益を得る作戦でいきました。
Sony DWXのほうはPHPカンファレンス小田原2024で使う都合上既に小田原に送ってて、これから小田原にいくので動くかはこれからの楽しみです。

最近はAudioTechinicaのATW-3255というWS帯+専用帯のイヤモニも仲間入りし、DWXもWS帯+専用帯のモデルを持っているので、ワイヤレスでデビューするとしても嫌な顔されることはまずないでしょうというところまでは来ましたが笑
Digital 6000いれたいのはオールSennheiserでシステムを1つ持ちたいというワガママが原因です。ちなみに周波数帯もB1-B4 JPを狙ってて、WS帯+専用帯です。
EW-Dにいけなかったのは、あちらは専用帯を持っておらず、弱小の誤家庭では自宅をTVWS帯のチャンネルリスト登録のためにざっくり10万円、チャンネルリストにない新しい会場に持ち込むたびにざっくり10万円かけるのはさすがに無理というのが大きいです。弱小なので同時利用も4波とかが多く、これが安定して使えるってのは大きいです。
ちなみに専用帯オンリーだとして、デジタルオンリーで10波、デジアナ混合で6波詰め込めるようで、これを確実に安定して使えるのは大きいです。B帯だと最悪どこかぶつかって死を迎えます。

そういえば、A帯B帯って話をするとたまにアナログ???って聞かれますが、どちらも今はマイクのほうはデジタルとアナログ両方あります。イヤモニは少なくとも日本で使えるものはアナログしかありません。
私のシステム的にはA帯のマイクは4本デジタルで、導入予定のDigital 6000もデジタルになります。イヤモニはアナログです。B帯はなんだかんだ今はアナログしかもってませんが、EW G4は最大8波までいけるのでB帯の中では結構強いシステムだったりしますが。

さて、MD435のほうは早速開封してチェックしてみたのですが、音質としてはコンデンサー並に繊細で近接効果もほとんど感じず、自分の声がダイレクトに届くシビアなマイクだなあという感想でした。 e935だと、うまく味方につけてた歌い方も荒となって見えるところがあるなあという感じで、コイツなかなか怖いなあという感じ。ただ、e935よりボーカルとして使うならうまく操りたいなという感じですかね。
運用的にトークイベントでワイヤレスマイクを持ち込むことがすごく多いですが(専用帯は本当にちゃんと運用したら便利すぎて需要が比較的高いです)、トーク目線で言うならオーバースペックなので何本もカプセル揃えるのはちょっと・・・・という感じなのは否めません。
発声の荒が全部聞こえるレベルで鋭い感じがあるので、少し包容力のあるe935に少しEQでチューニングするのが丁度いいってもんよっていう気持ちは本当にあります。というか、改めてe935は偉大だなあと感じています。
ただ、上手い人が使えば化けるのは間違いないなというのは感じました。なので使いこなしたいーーーーーー!

そんなこというならShureSM58でしょ!って言われそうだけど、あちらは比較すると、現代的に見るとちょっともさっとしてる感じがあるかなあと思ったりしてて、EQのチューニングパラメーター増えるので避け気味だったりします。こんなPAの端くれも珍しいですが、e935は現代的で丁度いいなあと感じるというか。ウォームなサウンドを求めるなら絶対SM58っていう領域はあるのは比較を見ても感じるのですが、デファクトとするにはもう少し更新されてもよくない・・・?という感じでしょうか。現代音楽もう少し爽快感あるよみたいな。あ、ShureといえばQLX-Dというワイヤレスもありますが、そちらはBeta58aを採用させていただいています。 個人的にはBeta58aからEQでローカット強めでチューニングしそうなのでまあみたいな。QLX-DはPHPカンファレンス小田原2024でガツッとデビューなので、実は今日EQチューニング真面目にやらせていただくのですが以下略。

そんな感じのファーストインプレッションでした。